麻酔時のショック症状について

起きたときの対応について
 
最近、歯科の麻酔によるショック症状が何件か報告されています。これは患者さんのアレルギー反応によるもので個人差があり、事前に見分けるのは難しいとされています。
しかし、確率的には当クリニックでも起こりうることですので、それを前提に診療しています。

 局所麻酔薬にはいくつかの種類がありますが、もっとも一般的なのはエピネフリン入りのキシロカインというものです。誰にでもよく効くと言われています。
この薬剤の中に含まれるエピネフリンかキシロカインか、または防腐剤に対しアレルギーのある方はショック症状を起こすと考えていいでしょう。

一般的に、花粉症などアレルギー体質の方は症状を起こしやすいと言われていますので、当クリニックでは、麻酔の前にアレルギーに対しての問診を行っています。そしてアレルギーのある方は、念のため麻酔薬を皮膚に塗り反応を見ています。

それでも100%大丈夫とは言えません。万が一症状が現れるとすると、もっとも多いのが口から喉にかけてのはれです。次第に喉が腫れ呼吸が苦しくなって、重い場合いつの間にか呼吸が止まってしまいます。
発症者の多くが「眠っているのかと思った」と勘違いされているのはそのためです。また、顔が腫れてくる、クシャミや咳がどんどんでてくる、といった症状もあるようです。

もし、こういった症状が現れたら、薬剤を注射して症状を緩和させます。同時に専門の医師のいる病院に搬送させて頂きます。

以前に麻酔薬によるアレルギー症状を起こされた方は、別の薬剤を使うこともできます。
ただ、事前にアレルギーの血液検査を行わなくてはなりません。結果が出るまでに1週間程度かかりますから、緊急の痛みの場合には難しい面もあります。
他の治療法なども検討致しますので、ご遠慮なくご相談ください。

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